催眠術師 朧 セツナ

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催眠術とは?(はじめての方へ)その仕組みと安全性を解説

催眠術とは?(はじめての方へ)その仕組みと安全性を解説

「催眠術」と聞くと、テレビのショーを思い浮かべるかもしれませんね。
「なんだか怪しい」「怖い」「操られたらどうしよう……」
そう感じてしまうのは、とても自然なことです。

ですが、当サロン(朧セツナ)で行う催眠術は、テレビで見るようなショーとは全く異なります。
それは誰かを操るためのものではなく、心理学に基づいたとても安全な手法です。

この記事では、「催眠術の本当の仕組み」と「安全性」について、はじめての方にも分かりやすく解説していきます。
読み終わる頃には、その不安が安心に変わり、催眠術が「自分自身をより良くするため」の優しいツールだと、きっとお分かりいただけるはずです。

1. 催眠術とは?その「怖い・怪しい」という誤解

「催眠術」と聞くと、多くの方がテレビ番組でのショーを思い浮かべ、「なんだか怪しい」「操られたら怖い」といった不安を感じるかもしれません。

しかし、それは催眠術の一面に過ぎず、多くの場合、誤解に基づいています。
この章では、皆様が抱えがちなその「誤解」を解き、催眠術の本当の姿について解説します。

chevron_right1-1. テレビの催眠術と催眠療法(ヒプノセラピー)は違います

まず最も大切なことは、「ショーとしての催眠術」と「セラピー(療法)としての催眠術」は、その目的が全く異なるということです。

  1. テレビの催眠術(ショー)
    主にエンターテイメントを目的としています。視聴者を楽しませるため、時に誇張された演出が加わることがあり、それが「操られる」というイメージに繋がりやすくなっています。
  2. 催眠療法(ヒプノセラピー)
    お客様が抱える悩みやストレスの緩和、自己成長を目的としています。安心してリラックスできる環境で、お客様の潜在意識に優しく働きかける、心理学に基づいた手法です。

朧セツナのセッションは、後者の「催眠療法」です。あなたの意思を尊重せず、無理やり何かをさせることは決してありませんので、ご安心ください。

chevron_right1-2. 催眠術は「洗脳」や「マインドコントロール」ではありません

「催眠=洗脳」というのも、非常によくある誤解です。

洗脳やマインドコントロールは、本人の意思に反して特定の思考や行動を植え付け、支配しようとするものです。
しかし、催眠療法(ヒプノセラピー)は、お客様ご自身の「変わりたい」という前向きな意志をサポートし、本来持っている力を引き出すお手伝いをするものです。

あくまでもセッションの主役はあなた自身であり、私たちはその変化に寄り添うガイド役です。

2. 催眠術の「仕組み」とは?潜在意識との関係

催眠術が「怪しいものではない」と分かっても、次に「どのような仕組みで心が変化するのか」が気になりますよね。

その鍵を握るのが、私たち人間の心にある「潜在意識(せんざいいしき)」です。
ここでは、催眠と潜在意識の関係性について、分かりやすく解説します。

chevron_right2-1. 催眠とは「潜在意識」が優位になる、とてもリラックスした状態

催眠状態とは、眠っている状態(睡眠)とは異なります。

うたた寝をしている時のように、リラックスしていながらも周りの音は聞こえている…。
あるいは、大好きな趣味に没頭していて、時間の経過を忘れてしまう…。

実はこれらも催眠状態と似た「変性意識状態」の一つです。
催眠術では、このリラックスした状態を意図的に作り出します。

意識がなくなるわけではなく、むしろ感覚が研ぎ澄まされるような、とても心地よい状態です。
この状態になることで、普段は閉じられている「潜在意識」の扉が開きやすくなります。

chevron_right2-2. あなたを動かす「顕在意識」と「潜在意識」の役割

私たちの心は、よく「氷山」に例えられます。

  1. 顕在意識(けんざいいしき)
    海の上に見えている氷山の一角(約5%〜10%)。私たちが「自覚」できる意識です。
    (例:論理的に考える、判断する、「タバコを止めよう」と意志を持つ)
  2. 潜在意識(せんざいいしき)
    海の下に隠れている巨大な部分(約90%〜95%)。私たちが「自覚」できない無意識の領域です。
    (例:感情、習慣、クセ、過去の記憶、思い込み、「タバコを吸ってしまう」という長年の習慣)

頭(顕在意識)では「変わりたい」と思っていても、なかなか変われない…。
それは、私たちの行動や感情、習慣の多くは、この「潜在意識」によって動かされているからです。

催眠術(催眠療法)は、この潜在意識に直接働きかけ、あなたの「変わりたい」という思いをサポートする仕組みなのです。

3. 催眠術の「安全性」【はじめての方へ】

催眠の仕組みが「潜在意識への働きかけ」であると分かっても、やはり一番気になるのは「安全性」ですよね。

はじめて催眠(ヒプノセラピー)を受ける方が最も不安に感じられる、「意識」や「操作」に関する2つの大きな疑問について、誠実にお答えします。

chevron_right3-1. 質問:催眠中に意識はなくなりませんか?

結論から申し上げますと、催眠中にあなたの意識がなくなることはありません。

催眠状態は「睡眠」とは異なり、脳波の観点からも「とてもリラックスしている覚醒状態」であることが分かっています。

「意識がはっきりしているのに、とても心地よい」「セラピストの声や周りの音もちゃんと聞こえている」と感じる方がほとんどです。
セッション中に何を話したか、どんな感覚だったかも、もちろん覚えていますのでご安心ください。

chevron_right3-2. 質問:操られたり、秘密を話したりしませんか?

こちらも、決してありません。
催眠術(催眠療法)は、あなたの意思を支配するものではないからです。

たとえセラピストがどのような言葉(暗示)を投げかけたとしても、あなたが心の底で「それは嫌だ」「受け入れたくない」と感じることは、潜在意識が自然にブロック(拒否)します。

「言いたくない秘密」を無理やり聞き出されるようなこともありません。
セッションは、あくまでもお客様ご自身の意思と安全性が最大限に尊重された空間で行われます。

4. 催眠術にかからない人はいますか?

「もし自分だけ催眠にかからなかったらどうしよう…」
「私は疑り深い性格だから、きっと無理なのでは?」

こうしたご心配も、セッション前によくお伺いします。
確かに、催眠への「かかりやすさ(被暗示性)」には個人差があり、その日の体調や心の状態にも左右されます。
しかし、それは「才能」や「優劣」ではありません。

chevron_right4-1. 催眠にかかりやすい・かかりにくい人の特徴

一般的に、催眠状態に入りやすい方と、入りにくい方の傾向はあります。

  1. かかりやすい方の傾向
    集中力が高い、想像力が豊か、好奇心が旺盛、物事に没頭しやすい、セラピストを信頼している。
  2. かかりにくい方の傾向
    「絶対にかかるものか」と強く構えている、疑いや警戒心が強すぎる、「かかろう、かかろう」と頭で考えすぎてしまう、リラックスするのが苦手。

意外かもしれませんが、「催眠にかかっているか」をご自身の頭で分析しすぎてしまう(顕在意識が活発すぎる)と、リラックスできず、潜在意識が優位な状態に入りにくくなることがあります。

chevron_right4-2. 催眠は「術師」と「お客様」の共同作業です

大前提として、催眠術師がお客様を「無理やり」催眠状態にすることはできません。

催眠療法(ヒプノセラピー)は、お客様とセラピスト(朧セツナ)との信頼関係の上になりたつ「共同作業」です。

お客様ご自身の「体験してみたい」「自分と向き合ってみたい」という前向きなお気持ちと、リラックスできる安全な環境が何よりも大切です。

当サロンでは、無理に進めることはありません。まずはあなたとの信頼関係を築き、安心して身を委ねられるよう、丁寧にサポートさせていただきます。

5. 催眠術で期待できる「効果」と解決できること

催眠術の仕組みや安全性がご理解いただけたところで、次に「具体的にどのような悩みが解決できるのか」「どんな効果が期待できるのか」について解説します。

あなたの抱えているお悩みに、催眠術がどのようにアプローチできるのか、ぜひご覧ください。

chevron_right5-1. 催眠術で「なぜ」悩みが解決するのか

頭(顕在意識)では「止めたい」「変わりたい」と思っているのに、どうしても止められない習慣や、湧き上がってくる不安な感情。

その多くは、あなたも自覚していない「潜在意識」の中にある、古い思い込みや過去の経験が原因となっています。

催眠療法(ヒプノセラピー)は、リラックスした状態で悩みの根本原因となっている「潜在意識」に直接働きかけることができます。
無理やり押さえつけるのではなく、潜在意識にあるネガティブな思い込みを、あなた自身が望むポジティブなものへと優しく書き換えていく。それが、催眠術で悩みが解決に向かう仕組みです。

chevron_right5-2. 具体的な効果の例(ストレス・自己肯定感など)

催眠療法でアプローチできるお悩みは多岐にわたります。以下は、ご相談が多いお悩みの例です。

  1. 心の悩み・ストレスの緩和
    漠然とした不安、イライラ、プレッシャー、人前での過度な緊張、あがり症など。
  2. 自己肯定感の向上
    「どうせ自分なんて」という自己否定感を手放し、自信を持ちたい。
  3. 悪習慣の改善
    禁煙、ダイエット(過食)、爪噛み、浪費癖などを、無理なくやめたい。
  4. 人間関係の悩み
    対人関係の苦手意識、特定の相手への過度な緊張や恐怖心の緩和。
  5. 過去のトラウマ・心の傷
    思い出すと辛くなる過去の記憶を癒し、前へ進みたい。

これらはあくまで一例です。
催眠術は魔法ではありませんが、お客様ご自身の「なりたい自分」になる力を引き出す、強力なサポートとなります。
(※効果には個人差があり、医療行為ではありません。)

6. 朧セツナが大切にしていること

催眠術の技術や仕組みをご理解いただくことも大切ですが、同じくらい「誰がセッションを行うのか」も重要ですよね。

ここでは、私が催眠術師(ヒプノセラピスト)として、お客様と向き合う上で最も大切にしている理念や姿勢についてお伝えします。

chevron_right6-1. 女性催眠術師としての安心感

私がご提供するセッションは、お客様が心からリラックスし、ご自身の内面と向き合うための時間です。
特に女性のお客様からは、「女性同士だからこそ話しやすい」というお声を多くいただきます。

人間関係のデリケートな悩み、過去の体験、ご自身のコンプレックス…。
男性には話しづらいと感じる内容であっても、安心して言葉にできる環境がここにはあります。

威圧感のない、柔らかな雰囲気の中で、あなたのお悩みを丁寧に受け止めること。それが、私がご提供できる第一の安心感です。

chevron_right6-2. あなたの内側のリズムに寄り添います

人はそれぞれ、思考の速さ、感情の深さ、そして心の「リズム」が異なります。

催眠療法は、決して無理やり行うものではありません。
私は、セッション中のあなたの「言葉」だけでなく、「呼吸」「視線」「沈黙」といった、言葉にならないサインも大切に受け取ります。

あなたの内側にある固有のリズムに私が共鳴し、ペースを合わせること。
それにより、あなたは最も自然で心地よい形で、ご自身の潜在意識と繋がることができるのです。
焦らず、あなたのペースで、一緒に心の扉を開いていきましょう。

7. まとめ:催眠術は自分と向き合う優しい時間

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
「催眠術とは何か」、その仕組みと安全性について解説してきました。

「怖い」「怪しい」といった催眠術への誤解は解けましたでしょうか。
朧セツナがご提供する催眠術(ヒプノセラピー)は、あなたの意識を奪ったり、操ったりするものでは決してありません。

それは、あなた自身の潜在意識に優しくアクセスし、本来の力を引き出すための、とても安全で心地よい時間です。

頭では「変わりたい」のに、変われない。
長年抱えている心の重荷を下ろしたい。

もしあなたがそう感じているなら、その答えはあなた自身の内側に眠っています。
新しい自分に出会うための一歩を、私と一緒に踏み出してみませんか?

あなたの「変わりたい」という勇気を、心からお待ちしています。

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